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機構案内
日本ホロス臨床総合医療機構について
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JHOCIM
日本ホロス臨床統合医療機構
1990年代以降、欧米を中心に代替医療が注目されはじめました。公的機関においても治療効果や意義についての調査研究が始まり、年々その研究費も増え代替医療が普及していきました。一方、健康保険制度が確立されていた日本においても、2000年を境に、代替医療の学会が設立され、国立大学には補完・代替医療を冠した外来が設置されるようになりました。さらには、各国・各地域の分化に根付いた理論や経験に基づいた知見・技術を有する伝統医学も含めた、いわゆる統合医療を求める声が広がっています。
しかし日本の統合医療の問題点として、未だ定義が明確にされておらず、それぞれに発展してきた経緯があり、現段階では玉石混淆となってきております。また、効果や安全性に対するエビデンスが評価方法を含めて十分ではなく、今後さらなる集積が必要である点が挙げられます。加えて、代替医療や伝統医学については、専門的知識や経験を有さない者より提供され問題となる事例もあるという点も指摘されています。
このような現状のままで、統合医療を押し進めること、逆に頭から否定することは、統合医療を受ける側にとっても、提供する側にとっても、メリットが少ないと考えられます。西洋医学的な知見を有効に使いながら、不調を抱えた方々が、統合医療を安心して受けることができるためには、提供者自身への教育が不可欠であり、扱う医療・療法が安全かつ有効であることが前提となります。また、かたよった知識や、かたよった専門性の集団の下では、局所治療、対症療法になる危険性もあるため、本機構は以下の3点を中心とした活動をしてまいります。
- 統合医療を実践するのに必要な正しい知識を得るための教育、人材育成
- 質の高い統合医療を提供するための安全性・有効性についての研究活動
- 統合医療に携わるものが医療の枠組みを超えて連携し合える体制づくり
組織名の“ホロス”というのは、ギリシャ語で「全体性」を表し、ホリスティックの原語であります。本機構は、WHOの健康定義にある身体的、精神的、霊的、社会的全てを包括したホリスティックな健康観に基づく考え方で、臓器別や診療科、職種を超えて統合医療を学び、提供していきたいという思いから、“日本ホロス臨床統合医療機構”と命名いたしました。機構としたのは、ホリスティックな統合医療を行う上で、環境、食、健康、美容など多岐に渡る分野とも連携し合える組織として活動していく為です。
本機構の活動が、少しでも不調を抱えている方々、疾病を抱えている方々の、よりよい、幸せな人生を送れる一助となれるようにと願っています。
構成会員について
当機構の理念に共感しているホリスティックな統合医療に関わる人・組織で構成されています。
医療従事者だけではなく、セラピスト、企業、生産者など医療・健康・食・環境・美容など多岐に渡る分野で包括的に統合医療を捉え、連携を行い、実践していく人が集まる団体としていきたいと考えています。